第8話 解熱剤を我慢してコロナと4時間「戦った」夜 そして転院

明日は「入院調整」で病院が変わることになりました。その夜は荷物をまとめ、準備も終えて早く横になっていました。

(前回のお話)

第7話 熱が下がらずステロイド剤による治療へ そして「入院調整」という名の転院要請
CTスキャン、レントゲン検査の結果は特に問題はありませんでした。肺の周囲に小さな影はありましたが、大きな問題ではないとのことでした。

わたしは普段からあまりテレビは見ません。特に今は見たい番組もありませんでした。いつもなら携帯でYouTubeのお笑いや音楽を楽しんだりしますが、全くそのような気にもなれませんでした。とにかく何もしたくないのです。



一人での隔離生活、体調もよくありません。時間が経つのが異様に遅く感じられます。とにかく気を紛らわすしかありません。テレビで珍しく野球中継、日本シリーズを見ていましたが、あまり面白い試合ではなく、途中でウトウト寝てしまいました。

しかし案の定、夜中に高熱で目が覚めました。

時計を見たら、まだ12時を少し過ぎたくらいでした。

検温したら38度8分あり、きつかったです。

この2日間は解熱剤で熱を抑えてきましたが、それではウイルスをやっつけられないと思いました。

「今夜こそ徹底的に戦ってやる!」

私は解熱剤を使用せず、今夜はこのウイルスと向き合うことに決めました。

戦う、といっても実際には横になって、このウイルスと戦っている私自身の細胞を応援するしかありませんでした。

相手は手強い、熱は簡単には下がりません。2時間後に熱は39.5度にまで上がっていました。人生の高熱新記録です。まだ寒気を感じたので、熱が上がりきっていないことがわかりました。40度目前、息も上がってきました。それでも今夜は負けるわけにはいかない、とにかくやっつけてやるんだ、と無理して頑張ってみました。

時計を見ると午前4時、既に戦いは4時間にも及んでいましたが、熱が下がる気配はまったくありませんでした。

未知との病気と闘う私の身体、これ以上頑張りすぎると、後遺症が出るのではないか、そんな不安と危機感に襲われました。何しろ相手は特効薬のない人類にとって未知の病気なのです。

結局、生まれて初めてナースコール、解熱剤と氷枕をお願いしました。

残念ながら今夜はウイルスには勝てませんでした。




解熱剤の効果で熱は下がりましたが、頭痛がひどく、看護師の持ってきた氷枕に頭を置くことができませんでした。結局眠れずに朝を迎えました。

それでも予定通り、午前10時に新しい病院に移動することになりました。

またこの病院に来た時と同じ、特別仕様の車が迎えに来ました。もう2度と乗りたくないと思った車に、また乗ることに・・・。病院から車までのわずか数メートル、久しぶりに一瞬だけ外を歩きましたが、穏やかないい天気でした。

運転手は前回同様「2箇所電話してから行きます」。私は「わかっているよ、言わなくていいよ」と心の中でつぶやきました。はっきり言って不愉快でした。

(次回へ続く)

第9話 移動した病院で新たな治療 相変わらずの熱と頭痛
移動してきた病院は4人部屋、うち3つのベッドを使っているので実質3人部屋。他の2人は看護師さんとのやりとりを聞く限り、私より重いようでした。アビガンを投与する話も出ていました。

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